糖尿病の食事療法

1日の適正なエネルギー量をもとに、血糖上昇に影響する炭水化物を「適量」に

これまでの糖尿病予防や治療は、カロリーコントロールを中心に行われてきました。

しかしカロリーが高いイメージの肉料理や油を控えているのに、血糖値が上がってくるのはなぜ? と疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか。

実は、血糖値をコントロールしていくには、カロリー調整だけではなく、炭水化物対策が必要なことがわかってきました。

 1日に必要なエネルギー量の次に大事なのが、栄養のバランスです。エネルギーのもととなる三大栄養素は、炭水化物・たんぱく質・脂質です。
炭水化物:摂取エネルギーの50~60%
たんぱく質:標準体重1kgあたり1.0~1.2g(1日約50~80g)
脂質:摂取エネルギーの20~25%

‟穀物”からも食物繊維をとりましょう。

食物繊維はたべても消化・吸収されることはありません。しかし、糖質の吸収をゆるやかにするなど、健康によい影響を及ぼします。食物繊維が多いと、よくかむために満腹感が得られやすく、肥満予防につながります。また、脂質やコレステロールなどの吸収を抑えることで動脈硬化を予防することが期待できます。

◆食物繊維をたっぷりとる鍵は‟穀物”

日常的に食物繊維をたっぷりとるには、毎日食べる主食、つまり穀物から食物繊維をとることが最も効果的です。食物繊維が豊富な玄米や、大麦が入った麦ごはんがおすすめです。

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